【百名山】両神山〜初心者から中級者へ〜 2014/05/24


両神山 それは、ギザギザした頂稜の一線を引いているが、左右はブツ切れている。
     あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを呈している。
深田久弥「日本百名山」より


この山は、私が登山を本格的に始める切っ掛けとなった山という、私自身にとって特別な山。
最初、若気の至りと言うべき、おおよそ登山者とは言えない装備でこの山に挑んだ五年前。
その時は初めての鎖場にとまどい、きつい登りに険しい下りに足がやられ棒のようになってしまった。
一応登ったが、惨敗と言っても良いような山行だった。
それから、五年の歳月をかけて色々な山に登り、ついに再び両神を目指すことに!

と、私自身の身の上話はともかくとして、この山は初心者では非常に登りづらい山だと思います。
日向大谷から、清滝小屋経由で山頂を目指す一般的なコースでは、標高差が1100M以上になる非常にきつい上り坂を登り、七滝沢コースは崩壊しているらしく初心者では難しい。そして八丁峠から登るコースは鎖場が幾重にもまたがる、とても初心者では無理!というコースの為、初心者は尻込みしてしまうと思います。
さらに、公共交通機関は日向大谷までバスが走っていますが、終バスの時間を気にすると足早山行となってしまいます。
と、言う事で、私はこの山を初心者〜中級者への脱皮に適した山、と勝手に思ってます。
是非、中級者を目指す皆様に登ってほしい山だと思います。

今回は日向大谷から、清滝小屋経由のオーソドックスな一般コースで登りました。

★山の難易度パラメーター …★★★★★☆☆☆☆☆
一般的な中級者の山。
難しい場所は無く、ひたすら体力勝負と言った感じ。清滝小屋では水を補給できるので、水場の確保は容易です。
日没の時間に気を付けつつ登ると良いと思います。杖があると非常に効果を発揮してくれます!

■両神山へのアクセス!
 ・車の場合…関越道、花園ICを降りた後、彩甲斐街道を経由して、薄川沿いの道を進むと終点に駐車場有。

 ・電車の場合…西武線「西武秩父駅」から小鹿野町営バスで日向大谷口へ。

■行動実績
 8:45 登山開始
 11:30 清滝小屋
 13:30 山頂
 17:25 下山

地図は以下の通り。

(川沿いのルートを進みました)

以下詳細です!

8:20
日向大谷口付近路上到着。
駐車場がいっぱいな為、他の車同様幅が広い場所に路駐することに。



緑が気持ちいい。
ここから1キロ程度歩くと日向大谷口に出れる。

8:45
登山開始

最近遭難が多発しているのか、注意喚起の看板がやたら目立つ。
登山口にある登山届を提出したら出発!

一応、現在地を確認。


地図を見るに、沢を何度か渡渉するようだ。
また、七滝沢コースは崩壊しており、初心者が通るのは難しいと言う事なのでメンバのレベルを考慮し、小屋経由へ。


このコースは展望が殆ど無く、森林の中を沢沿いに歩くコースだ。


距離付の看板は歩行速度の目安になるので有難い。

少し歩くとすぐに最初の沢を横切る場所へ出る。

水が少ない為通過は容易だ。

程なくして最初の鎖場登場

この鎖場は、鎖を使わずとも容易に登れた。
基本的に両神はホールドがたくさんあるので、このコースに限らず鎖場は殆ど鎖を使わずに登れるだろう。


七滝沢コース分岐
迷わず、小屋経由コースへと歩みを進める。

またすぐに沢にぶつかる。

水があまりにも透き通っていたため、撮影。
でも飲むのは勇気がいるが、夏場は水遊びが出来そうな透明度だ。

沢には橋がかかっている事もある。

一人ずつ渡らないと下へどぼん。
落ちても怪我は無いだろうが、ずぶ濡れ間違いなし。


まだまだ森林浴が続く。

小屋まで2.1km

ここまではきつい上り坂も無くペースも順調。


緑が非常に美しい。
思わず見とれてしまった。近場の公園でも木が生えているが、山の方が瑞々しい緑の様に感じる。


何の花だろう。

11:30
清滝小屋到着。
この小屋は基本的に無人の為、かなり立派な避難小屋という性質を持っている。
そのため、売店等は無いが、ここには水場があるため、安心して水分補給が出来る。
なお、テントサイトもきちんと併設されている。

前回来た時と比べて、トイレが新しく綺麗になっていたのがびっくりした。
避難小屋として開放してるのに、こんなに立派なトイレを付けられるなんて凄い。


近場には花が。
両神は花のイメージは無かったが、じっくり見てみると、この他にも青い花や紫の花等、地面に咲いていた。
(タンポポもあった)

小屋を出るときつい上り坂が待っている。
それを登り切ると七滝沢コースとの合流だ。

崩壊していると書かれている七滝沢コースからは人は誰も来て無かった。


このきつい上り坂の名前。鈴も転がる程の坂という意味なのだろうか?

この坂を登り切ると、若干視界が開ける。

両神は山頂まで、ほぼ眺望が無い為、途中での眺望は貴重だ。

この後は鎖場が待っている。



友人が果敢に挑む。


五年前はここも鎖場だった記憶があるが、階段が取り付けられていた。
渋滞するのか危険だからなのか分からないが、唐突に姿を現すので不似合いだなぁと感じた。

 
横岩。
登山道の横にあるから横岩??

大きな木が根から倒れていた。

よく、木が生えているから山崩れが起きにくい、というが、これだけしっかりした根を張った木が山を覆っていればそれも嘘じゃないんだな、と納得できる。


神社到着!
ここの神社の狛犬は、犬と言うか狐?なのだが、全国的に見て珍しいものだそうだ。


白井差登山口は廃道、と書かれているが、団体さんが白井差登山口からたくさん登ってきていた。

 
綺麗なピンク。
花はダメかと思っていたが、まだまだ綺麗に花を咲かせていた。


危ない所に橋がある。
両神山は山の深さとは裏腹にかなり整備されている様に感じた。
八丁峠側は鎖以外何も整備されていなかったのに…。


山頂直下の鎖場。
友人が果敢に挑戦します。
この鎖場がこのコースで一番難しいが、ここも鎖を使わずに登る事が出来る。
なお、上に写っている赤いシャツを着た方は「山岳救助隊」の方なのだそうで、落ちたら助けてあげるよ〜と言っていた。

13:30
山頂到着!

山頂は眺望がやはり良かったが、最近山梨〜埼玉の山をたくさん登っているため、そろそろ身飽きた景色となってきた。
栃木群馬の北関東の山へまた行きたいものだ。


百名山はやはり立派な目印が立っている。
皇海山はどうしてあんなに地味になってしまったのだろうか…。

この後は下山。
下山中に、先週の皇海山でやらかした捻挫の痛みが再発してしまい、歩行困難に。
ストック頼りに何とか降り切り、17:30頃車に辿りつけた。

リベンジの意味を持って臨んだ両神山だったが、厳しい山行となった。


両神山、リベンジで臨んだにも関わらず、引き分けかな〜?という印象で終えました。
もっと楽々かと思っていたら、下りで膝が痛くなってしまうと言う事態…万全の体調で山は登りたいですね。
この両神山ですが、基本的に登り一辺倒の山で、途中に冷たい水が流れる沢があり、疲れを癒してくれます。
コースは沢あり鎖ありと中々に楽しませてくれますが、健脚じゃないと厳しいかもです。

今回からは万歩計を計測してみました。
23779歩でした。

今回のログは以下の通り。
 
駐車場から計測しているので、距離が6kmを越えてます。

両神山、そこらの山より面白く非常に体力を使う山ですが、中級者への登竜門としては良い山だと思いますので是非!

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